2013/10/24

インユーテロ / In Utero みたいな爆裂ギターサウンドをJC120で作っちゃうぞ!その5



という感じで

全5回にわたりお送りしております

「インユーテロ / In Utero みたいな爆裂ギターサウンドをJC120で作っちゃうぞ!」

ではございますが


いよいよ連載の最終章。


フィナーレですな 笑



と、まぁ

ここまでの長~い前段の説明わかったかしら?

珍しくちょっと難しい説明になりましたね


なんでこんな事をやってみたか?とか、考えたか?ってところですけど

ある意味で

エグイくらいの粒立ちの粗いサウンドの方が、アンサンブルでの音抜けも良いし存在感も増すんでオススメなんですよねぇ


ではでわ


ここからが今回の最終編の核心です

いざ!核心へ…

こっからはすっごい短くシンプル

って、まだあと少し続きまっせ w





ドライブツマミを使って歪量や歪のカラーをここでつくります

何度も言いますが、前述のようにクリアーな状態+インピーダンスの影響もありでエフェクトがかかる為

使うエフェクターによっては、ラインに直接ぶち込んで歪ませたかのようなソリッドで荒々しい歪みも得られます

自分はそこを狙って

所持ギターとの相性と合わせるとプロコのRATが最適だったわけですが

先にちっと述べましたが
エレハモのMicro Metal muffも良い感じでした

これこそが

inuteroの様な歪をアンプで出す方法の肝というわけです

いわゆるメタル系とはまた違った荒々しい歪の世界です(Micro Metal Muff使ってもね 笑)

手持ちの色々な歪系エフェクターで色んな音作りをしてみると面白いです

例えば

逆に「あれ? あんまり歪まないな?」っていうエフェクターもあります

この接続方法の場合
トーンの粒立ちが荒くなるので

元々の性質的に目の細かい歪みの掛らない以下の様なエフェクターの場合

BOSSのブルースドライバーやIbanezのチューブスクリーマーとかでジミヘンみたいなぶっとくて荒々しいオールドスクールな歪/ドライブサウンドも出せるし

マーシャルのJCM800とかJMP系みたいな歪っていうとわかるかな?

とか

で、エレハモのMicro Metal Muffみたいな歪方をするエフェクターなんか使うと、最近ではゴスイメージからすっかりイメージの変わったナインインチネイルズで聴けるようなオルタナティブというかラウド系ギターサウンドもいけちゃいます

なんならグランジ/オルタナ系で聴くことのできる様なブリッブリ系のファズサウンドみたいなのもいける
(Micro Metal MuffのHi LoスイッチをLoで試してね)

という いわゆる

音源だからこそ聴ける
音源だからこそ鳴らせている

と、思われがちな音が

なんとJC120で

簡単に出せちゃうぞ!

という事でですね

しっかり音圧も稼げるので、申し分無しです

で、そのカラー/音色を

エフェクターのボリュームでマスター調節してアンプのパワー部へ送りこんでやるってわけです

更に、自分の繋ぎ方の場合

そこに最終段としてディレイやモジュレーション系の他、リバーブとかがかかるわけですから

全部踏みすると

ニルバーナやソニックユースを始めとしたオルタナティブ系バンドなんかで聴いた事あるノイズ祭りも自由自在という事になるわけですねぇ

セッティングとしては消極的な設定ですが

トーンを開き目でHi成分を多めに
サスティーンでゲインを稼いで
ボリュームを9時くらいとかで

BIG MUFFを踏んだりもしちゃいますね

もちろんRATも同時にオンされています

これ阿鼻叫喚モノのぶっ飛びサウンドです


これとは別の方法で

モデリングアンプのLINE6のPODをセンドリターンで繋いで使うなんていう事もやります

この場合には

これはもう、そもそもプリアンプみたいな点もあるので

こいつで音作りを完結させちゃう訳ですね

特に最近はこれが面白いなぁとも思っているところ

かなり遊べます

あ、クリアーなクリーンサウンドもどうしても欲しいという場合には

どのメーカーのでも良いですがラインセレクターを使ってアンプを切り替えるのが1番簡単です

5,000円以上10,000円未満位の物であればノイズトラブルや音痩せなんかは気にする程の事もない物が手に入ると思います(シビア過ぎる事を言い出すときりがない)

今回のセッティングで、他にもエフェクターの切り替え手法とギター本体のボリューム調節を掛け合わせればJC120 1台で綺麗でクリアーなクリーントーンも出す事はできますが、ギターのピックアップセレクターやスイッチの切り替え、またエフェクターの踏み替えとかいうよりは、演奏手法主体に近いので難易度高いのと、文面での説明もちょっと大変なんで … 今回は見送ります。

なんてわけで

けっこう漠然とした説明点も多かったし、電気工学的な解釈をほぼ無視してお送りしました5連載特集

「インユーテロ / In Utero みたいな爆裂ギターサウンドをJC120で作っちゃうぞ!」

でしたが

とにかく音作りは実験!

電気的な論理はシカトして
初めて驚きのサウンドが生まれる

歪だって最初は電気的な話しや良い音作りとしては間違っていたわけですからね

歪でカッコイイを目指すなら分かるけど、良い音って表現に違和感があったりもするわけで…

歪みはある意味で汚くて粗悪で、粗い/荒いサウンドに魅力があるのが本筋だと思います。

80'sメタルの登場で歪の価値感が変わっちゃった気もしますが

個人的には、それを90年代でグランジ/オルタナティブ系って言われるバンドが価値感をまた元に戻してくれて

歪みに対する価値観の振り幅を拡げてくれたかとも思っています


それと

あえて動画とかサウンドファイルで説明しない理由としては

エフェクターを使ったトリックプレイとかなら、音とか動画で公開して意味あると思うんだけど

特に歪系の音色セッティングの話って、ビデオや録音したもので聴いても多分イマイチ伝わらないと思うんですよね

だから

百聞は一見に如かず

という事で

ぜひ実際にまずはチャレンジしてみて欲しいなぁと思います

但し、人の物は壊さない様に。
もしやっちゃったら弁償はちゃんとしましょう 笑

スタジオでやるの怖いなぁと思ったら家庭用アンプでも実感は出来ます

そして

俺はこの方法でアンプをぶっ壊した事は1度もありませんが、万が一を踏まえ、くれぐれも自己責任で宜しく願います。



チャレンジしてみて

「なんだか上手くいかないなぁ」

とか

逆にもっとすげー独自の方法があるぞ!

とか

わからない事とかもですが

あまりにも長い解説なんで
なんか上手く説明できず
ちょっとツジツマが微妙なところもあったかもしれないので

何かあればコメントでもメールでも頂ければと思います。


ミュージシャンとかバンドマンって立ち位置とは別に、アドバイザーなんて事とかローディー業なんていう事もしたりとかもあるし、お悩み解決のお役に立てる事もあるんじゃないかなぁと思いますし


アドバイザーってなんぞや?って感じですけど

このブログみたいなもんです 笑

あ、もちろんですが
ここから頂いた質問に答えて金取ったりしないんでご安心を 笑

というわけで

次回からはギターそのものからは少し離れて

「素人はムリ?スタジオじゃないから出来ない?あんな機材やこんな機材全部揃えないといけないの?関係ないね!今からやれる宅録の勧め」

という、これまた極端な題材で行こうと思います 笑

んじゃまたァァァァ













インユーテロ / In Utero みたいな爆裂ギターサウンドをJC120で作っちゃうぞ!その4



さて、早速ですが続きです。


で、今回の場合

ここまで話した様な位置付けになるセンドリターンへ歪系エフェクターをぶっつなぐわけですが

歪み系エフェクターのボリューム/レヴェルツマミはアンプのマスターボリュームでドライブはアンプのゲインに相当する感じで

ここで一応おさらいで説明

ちょっとややこしい感じに聞こえますが

こうなると

アンプのボリュームも含めて

音量を司るツマミが

今回はJC120でチャンネルリンクを使用の上なので

都合上、3つ

更にゲインの調節が

アンプ側ch2で1つ

エフェクター側で

自分の場合RATもしくはMicro Metal muffなんで1つ

そしてトーン関連のツマミでいうと

JC120側でch1 ch2を合わせて6つ
エフェクター側で1つ

トーンに関連するスイッチが

JC120のブライトスイッチが
ch1,2それぞれに1つづつ

Micro Metal muffだった場合はエフェクターに1つ

あとはJC120のコーラスエフェクターとリバーブのかかり具合の制御

ほか歪み系以降の接続エフェクターとしては

スモールクローン(コーラス)
ダンエレクトロのリールエコー(ディレイ)
ホーリーグレイル(リバーブ)

これらは微調整はするものの
直列接続時とほぼ同じままです

とはいえ

いじれるツマミがいっぱいでワクワクするでしょ? 笑

うげー って感じかな? 笑

という具合に、結構複雑っぽいんですけども

ここまで説明した感じで
順序だててアンプのセッティングからが行われていれば

実はシンプルなんで簡単です

歪み系エフェクターのボリューム設定だけがデリケートといったところですね



既にプリ部を通り抜けた後に、この接続の初段で歪が挿さるわけですから

プリともパワーアンプとも捉える事も出来る様な事なんですけど

このパターンを

プリ → プリ → パワー

みたいな表現では良く語られますが

というよりは

どちらかといえば

自分の感覚からすると、歪系がそこにささった場合には

プリ → プリパワー → パワー

って感じの印象に近いような感覚ですね

と思えば

歪み系エフェクターのトーンツマミは

最終的なHi成分の開きや絞りをトータルで制御するマスタートーンと考えると

これも対して複雑では無くなりますね

が、何度も言いますけれども

これは本来正しい接続方法ではありません

センドリターンに歪系のエフェクターを繋ぐ事は普通しません

飛んだ事はないとはいいましたが

トランジスタといえども

インピーダンスを結構無視してるところもあるので

予期せぬトラブルもはらむ可能性あり を考慮して下さい

でも、このセッティングを勧めているという矛盾 笑

それくらい面白い接続方法だし、驚愕のサウンドを得られるという事なんですけど

正しい方法では無いです

あしからず。

で、まぁ今回説明している方法だと

プリアンプとエフェクターの立ち位置が入れ替わる感覚?とでもいうかな?

なので

軸となるトーン決めの最終位置でかかる事になる歪エフェクターの特性が、サウンドカラーにほぼダイレクトに反映されるとでもいうか

エフェクターの作用的には

さっきも触れたように

アンプでいうところのゲインがエフェクターのドライブで、レヴェルツマミはアンプでいうパワー部のマスターボリューム的作用として反応する感じが今回の接続方法による作用という印象です

上手く音が作れた場合、エフェクターのかかり具合や出来上がるサウンドについては、かなりエグくてワイルドな (笑) 感じです

それにさっき言った様に
インピーダンスの適応する値が…とか…

ま、その辺はいいや

より電気的で細かな話しについては、そっち系に明るいサイトとかブログがあると思うのでそっちで調べてみてください

そんな点もあり

センドリターンに繋いだ歪系エフェクターのボリュームの取り扱い、いきなり上げすぎるのには注意が必要だというわけでもあります

ボリューム/レベル=出力レベル
ドライブ/ゲイン=入力レベル

と考えると良いかもしれない

出力を上げすぎれば、当然アンプへ負荷が掛かる

アンプが飛ぶとか飛ばないとか
その辺りも、この辺の話が関わりますが

ここから先は、その辺り
細かく気にしすぎない流れで…

このある意味「暴挙」へ付き合える方のみ更に読み進め、自己責任の元でトライ願います。


と、いう事で

いよいよ、最終章へ進みます。

インユーテロ / In Utero みたいな爆裂ギターサウンドをJC120で作っちゃうぞ!その5 へ続く...

インユーテロ / In Utero みたいな爆裂ギターサウンドをJC120で作っちゃうぞ!その3





というわけで、続きです。


ここで、放置気味に突き進んで来てしまったセンドリターンにつての説明を、若干ですがアンプの構造的な話しも交えつつ、少々詳しく説明しておきます

始まり始まりぃ~

さて

最近のアンプには既に定番となっていて、大抵のアンプに常設されるようになって久しいセンドリターン機能ですが

空間系とかモジュレーション系とか呼ばれる様なエフェクターは、ココへ繋ぐ事で、よりクリアーな音像を得られるなんて言われています

ま、これは実際本当で

理由としては単純

このセンドリターンに繋ぐと

作られた音色に対して1番最後、あとは出力調節だけとなる最終のところでエフェクターがかかるわけですから、クリアにエフェクト効果を得られるわけですね。

以上です。

え? 簡単な説明すぎるだろ!っと?



もうちょっと詳しく説明しましょうか

えぇっと…

ギターから始まって歪も含むアンプの音色が定まった後の1番最後に、前述の様なエフェクターを繋いでる事になるので、エフェクターを掛けたその後に今一度的に音作りがされるという、そんな邪魔されるサウンドカラー決め要素がない状態にエフェクト効果を施す事になるので、クリアーにエフェクト効果を演出したいものに更に上からアンプで作られた歪やトーンの設定が被さらないから…

と、長まわしの台詞の様になりなしたが

って、楽器初心者には更に今いちチンプンカンプンでイメージわきにくいですよねぇ…

んーっと

こうい説明ではどうでしょうか?

ちょっと理科の話しみたいになりますが、、、

余計意味不明になるかな…

ま、ちょっと聞いてよ 笑


まず

ギターからアンプに向かって、その間にエフェクターを繋ぐ方法を

直列接続 といいます

普通に誰もが知っている当たり前って感じのつなぎ方

ギターとかやった事がなくとも、音楽雑誌のライブステージ写真とか、ライブ映像とか、番組によっては生演奏しているようなTVの音楽番組で。または、楽器専門誌とかに掲載されているアーティストの機材セッティング図とか写真やなんかで見たことあるから知ってるよね?っていうような普通のエフェクターの繋ぎ方ってやつですかね

例えばこんな接続順

ギター → ワウやボリュームペダルなど→ 歪系エフェクター や コンプにイコライザーなど → コーラスやフランジャーやディレイなど → リバーブ → アンプ (クリーンでも歪んでいても良い)

こんな感じ

これだと

最終的に、アンプ側でトーンやゲインのセッティングも行われている事になるので、全てのエフェクターのトーン/サウンドのカラーがアンプの音色設定に大きく左右される事になるわけですが

えー っと…

何にせよ

実際の音作りを行って行く手順は別にして、音=信号の流れとしては最終的なトータルのサウンドがアンプで作られる事になります

なので

アンプがアンプなら、特に真空管/チューブアンプなんて言われるものは、「どクリーンな音」がそんなに得意じゃない物も多いので、全体が多少なりとも歪むこともあるというか、掛けたエフェクターの音色を含むギタートーン全体がアンプ色にそまります

特に

アンプの歪を活用する人は
クリーンチャンネルを活用してクリーントーンを演出したとしても、歪チャンネルに切り替えた段階でどーしてもアンプよりも手前でかけたエフェクト効果も一緒に歪んでしまう事になります

ま、直列接続はこれが良くて好んでそーする事も多いですが

エフェクターもギターの一部として捉えるとでもいうか

自分は、どちらかというとそっちの考え方に傾倒しているタイプです

ですが

理由は色々あるとして
エフェクターでベースになる歪みを作ろうとするあまり

良くやりがちなのが

歪みが売りのマーシャルやなんかの大型真空管アンプで、これらはアンプの歪みが売りというか、それが醍醐味であるにも関わらず

アンプ側では全く歪ませず、クリーントーンのセッティングでだけ使うとかクリーンチャンネルだけつかうとか

俺から言わせれば

むしろこの使い方の方が暴挙 笑

意味無いじゃーん と

クランチ程度で使うのは良いとは思うけどね

エフェクターの歪に任せっきりな使い方をしちゃぁジム(ジム.マーシャル)が化けて出てきまっせ と 笑

マーシャルとかの大型アンプはちゃんとアンプで歪ませて使ってあげましょう

そんな場合

歪み量の調節は、基本的にギター本体のボリュームやピッキングなど手元で行い

歪みエフェクターを使用する目的は
彩りやカラー替え、もしくは飛び道具的なものとして使う

これが両方共に活きる方法だと思います

歪みエフェクター主体で音を作りたいのであれば、初めから歪みにくいか、むしろ歪まないものを選ぶのがギター、エフェクター、アンプそれぞれのポテンシャルを活かす音作りだと思います

で、接続方法の話しとはちょっと別ですが

レコーディングなんかだと
この直列接続の場合に音が不鮮明かな?って事になる場合もあるので、大概の場合に歪系以外のエフェクト効果は後掛けといって「ギターで実際に出して録音している音」にはエフェクターをかけず「録音し終わったものにミキサーを通して外部エフェクター」でだったり「DAWの内蔵やプラグインエフェクトやなんかで後から」かけます

リアンプなんていう録音方法もありますが、話がややこしくなるので今回はその方法についての言及は避けます。

後掛けの理由の多くは、後々エフェクターのかけ具合をミックス作業の時にアンサンブルとの混ざり具合やなんかを考慮しながらやり直したり、別アイディアのアレンジやミックスにも対応出来る様にという点もありますが…

この点の細かな話しも、今回はひとまず置いておきます

諸々別の機会で触れる予定です。

カップ麺でいうところの
「後載せサクサクって事かぁ」
くらいに考えてもらって

って、違うか?

俺は似た事だと思うんだけどな 笑


で、その後掛けとは逆に

掛けながら録音する事を掛け録りというのですが

自分の場合、レコーディングではどちらかというと掛け録りの方が好みだけど、先程述べた様な理由から処理がしにくくなる?から?という場合もあり、エンジニアさんにはあまり好まれません

音の被りを活用して作品作りを考えている一発録りなら、音の分離に躍起になる事も無いのでそんな事も無かったですけどね

それに、個性あるエフェクターを使う場合や、個性あるエフェクトサウンドを出しているフレーズなどの場合には掛け録り以外に最良の方法はないので、これはむしろそうやって録音しましょうとエンジニアさんにも勧められます

と、少々脱線しましたが

ま、どちらにせよ

歪やサウンドカラーが決まったあとのサウンド全体に空間系やモジュレーション系、またはトータルコンプ(最終的なサウンドカラーが決まったところにかけるコンプレッサー)とかをかけたい場合

または

更にグライコ(グラフィックイコライザー)やパライコ(パラメトリックイコライザー)なんかで細かなイコライジングをしたい場合に

センドリターンを使ってそれらのエフェクターをアンプに繋ぎます

言ってみれば

ギター~アンプ~キャビネット

この接続環境の中での後掛けって事になりますね

これを

並列接続 といいます

余談ですが
というか余談が満載ですが 笑

DJなんかがプレイ中にかけているエフェクターなんかも、ターンテーブルやCDJからミキサーに入った音=信号に対し、ミキサーを媒介して内蔵か外部接続したエフェクターでエフェクトを掛けているので、要はこの並列の掛け方というか、後掛けというか

DJのスタイルも様々なので当然例外は腐る程あるとはいえ、ターンテーブルもしくはCDJとミキサーを使ったプレイであれば殆どの場合このパターンです

ミキサーとCDJやターンテーブルの間に直列でエフェクターが繋がれる事はまず無いのではないか?と思います。

本題の

ギターの話に戻ります

並列接続となるセンドリターンを活用した具体的な繋ぎ方は

いま例に挙げた様な最終で掛けたいエフェクターを

アンプ背面にある(殆どの場合、背面のパネルにあると思います)センドのジャックから → エフェクターのインプット → エフェクターのアウトプット → リターン(センドの隣にあります)のジャックへ

という信号=音の流れでアンプからエフェクターを一旦通してアンプへ戻します

エフェクターは複数繋いでも構いません

音痩せやノイズ対策だけしっかりすれば、変な話 繋げたいだけ繋げちゃって下さい

もちろん、インピーダンスの問題はありますが…

AC電源供給なら電圧にも注意が…

とか

そこまでシビアに考えないでもとは思います

いつも不都合無く直列で繋いでる形をそのままセンドリターンに移行する感じでOKです

ま、そー色々とシビアな方向へ考えが巡ったらラックエフェクターに行った方が良いかとは思いますね

自分はちょっと…な気がして、ライブでラックは使って来ませんでしたが

コンパクト系のエフェクターを並べて~がカッコいいというか ですね 笑

話を戻して と

その時の(センドリターンを使った)エフェクター同士の接続方法は、歪(増幅)系以降の直列接続の時と同じで構いません

1個前のエフェクターのアウトプットから次のエフェクターのインプットへ といういつも通りの方法です

繋ぎ合わせる順序は好みや方個性によって違う事もあるんで

目的に合っていたり、出したい音が出せているのであれば 正攻法があるとはいえ、不正解っていうのは無いです(細かい話しでいうと厳密には不正解もあるかな、、リバーブの後にディレイよりはディレイの後にリバーブだろ とか)。

このアンプのセンドリターンを使った並列接続というのは

前述した説明をまたもう少々掘り下げると

トーンを決定づけるアンプのプリ部

プリアンプと言いますが

アンプのサウンドや入力レベルなどの調整はここで行われ、アンプで作られる歪についても、この部分で作られます

ゲインってやつですね

その後ゲイン増幅や調節がされた音、、、
まぁ理科とか科学っぽくいえば前述ででた

「音=信号」ですね

は、パワー部へ送られます

そのパワー部をパワーアンプといいます

その名のとおり
ここでスピーカーから発する音量/パワーを最終的に増幅/調整するわけですが

それ専用にボリューム調節を備えた仕様

これがいわゆるマスターボリューム仕様ってヤツです

近年で多いのは

2ボリューム(2ゲイン) 1マスター

もしくは

1ボリューム(1ゲイン)1マスター

これらを両方とも備えた

2チャンネル仕様

ですかね

その辺りのバリエーションがポピュラーです

これはゲイン値を上げプリ部でいったん信号を増幅したりトーンツマミで各種帯域を増減させて作られた音/信号を、パワー部でマスターボリュームを使い音全体のレヴェル値(ボリューム)を更におまとめ増幅

っていう事になるわけです

そのプリ部とパワー部の間にセンドリターンは存在するので、そこへ繋がれたエフェクターは、よりクリアーにエフェクトがかかるわけですね

といった、かなり大雑把ですが
だいたいそんな感じです

あぁ 説明長くなって疲れた。。。

本当はもっと色々あるんですが

こんなところで許して



ちなみに

モデリングアンプ系の機材をつかって、いわゆるアンプを使わずライン録りをする場合、ミキサーに向かって直列接続にはなるけど、実質的にはモデリングアンプ内(各種エフェクター搭載の場合)でエフェクトは後掛けになるので、効果としては並列接続と同じ様なエフェクト効果を得たサウンドになるかと思います

ちょっとやっぱり長くなってしまったので

ココでまた一旦区切ります。


インユーテロ / In Utero みたいな爆裂ギターサウンドをJC120で作っちゃうぞ!その4

へ続きます。

2013/10/11

teaser1 / Natural number - MJnitro



今日はちょっと宣伝させていただきますー

MJnitro名義でアルバムつくりまして
ギターもかなり弾きまくっております
歌も結構歌っております



そんなアルバムから数曲のダイジェスト第一弾公開です
スライドショーはあんまり気にしないでOKです 笑
音だけUPがYoutubeは出来ないのでなんとなく付けただけですので~

ちなみにシンセサイザーはごくごく一部の演奏に使っただけで
こちらで聞ける音の大半は自分の歌というか声というかとギターです。

当たり前ですが、バイオリンとかも弾けるわけないので使ってませーん

ドラムは打ち込んだりサンプル音源をチョップ&再構築であったり
超アナログですが、プログラミングするのではなく
実際にパッドを叩いて演奏してそのまま録音したものとか
プログラミングしたトラックを手動で切り替えながらエフェクトを操作しながら録音していったりなど
結局は演奏しているような、そんなトラック製作方法で全てつくられています

なので、いわゆる打ち込みみたいなことはほぼしてないんですが
こんなん出来るよ?っていう感じです

あ、そうそう

今回のダイジェストトラックで聞けるギターで弾かれたものは
すべてジャガーで弾きました

改造してあるのは、ブリッジがチューンオーマチックに変更されているだけで
ほかはほぼオリジナルです

ピックアップは、工房でもともとのコイルを一度巻きなおししてもらっただけで
コイルを変更もしてないので、基本オリジナル仕様です

しいて言えば、60年代後半あたりのフェンダーUSA製となるオールドのジャガーだというところくらいでしょうか?

ほか、特別な点はないです

それと今回アンプは一切使わずラインで録音されています

しかも変えるの面倒で、錆びたままフレーズ考えて弾いていたら
結構いい感じのが弾けたんでそのまま録音してしまっておりまして
弦は錆びッさびのもので弾かれています...

これは真似しないほうが良いですね 笑

エフェクターはリバーブとディレイのみ あとボリューム奏法的な事を少しやっています
エディットしたギターフレーズを編集してエフェクト効果みたいなことはやっていません
フレーズ再構築はあったものもあるけど、大半のものが単純にエフェクト効果と演奏で出しているものとなっています

あ、でも 逆回転は使ったわ 笑

歌録りもPCにくっついている内臓マイクか、安物のコンデンサーマイク少々ってところです

なんて感じで、気になった方はご一聴下さいませ~

2013/10/07

インユーテロ / In Utero みたいな爆裂ギターサウンドをJC120で作っちゃうぞ!その2





ということで

この始め方多いな…

ま、でも

というわけで

はい

えー

前回の続きです

前置きも面倒なんで
早速始めます 笑


前回の記事を読んでない方は
ひとまずそっちを読んでみて下さい




で、続きです

センドリターンをどうやって使うのか?

前回までにマーシャルを使った方法とは全くの真逆の事をします

単刀直入に説明すると、、、

普段、ギターから直列で繋いでいるエフェクターを

全部JC120のセンドリターンに繋いじゃって!!

もちろん

歪系エフェクターも全部だー!!!

えー!? それヤバくないっすかー!?

関係ねー

いいから繋いでみればわかるってー

と、、

で、まぁ

やればわかりますが

いつもの直列接続時の設定と同じまま、何も知らぬまま歪エフェクターをオンにしたりなんかすると

それはそれは大変な事に

ま ヤバいっすね 笑

もう暴挙な感じだし
アンプがライオットします

コントロール不能な爆裂サウンドで暴れまくった挙句に

一歩間違えると
アンプのスピーカーへ破壊攻撃を繰り広げ

具体的に言えば
たぶんスピーカーが破けます

真空管アンプじゃないんで
アンプが飛ぶって事は無いかとも思いますが

スピーカーは飛んじゃうかもな〜 と

なんでそんな事がわかるか?

それはですね…

鼓膜の奥が揺れてる様な感覚に陥るほどとでもいうか

その空間の空気をものすごい感じで振動させる感じで

壮絶な爆音を発しまして

リアルにクラクラしちゃいまして

耳鳴りとか、耳をつんざくとかの次元じゃないですね

頭の芯とボディにくる感じです

これ本当に 笑

という経験をした事が、このセッティングを試した初めの頃にありまして

経験者は語ってみたんですが… 笑

その時はビックリしてすぐエフェクターをオフったので難は逃れましたが

危険なんで

この方法をとるにあたり
その失敗のおかげもあり、危険にならない様なコツというか、どうすれば制御できて爆裂サウンドが出せる様になるか?がわかったので諸々併せて説明を…

えーっと

前回述べたチャンネルリンクを使った方法をベースに、まず事前にというか、センドリターンに接続したエフェクターをオンにする前にJC120側で基本の音は作っておきます

今回の場合、前回説明のセッティングと同じです

当然ですが

もちろんエフェクターをセンドリターンに繋ぐ際にはアンプの電源はオフですよ?事前に繋ぎ終わってから電源を入れましょう。

で、JC120で基本の音作りが終わったら、既にセンドリターンへ接続済みの歪み系エフェクターの音作りにとりかかります

今回の方法の場合

サウンドのカラーを引き出すのには、前回まで色々と説明した

エフェクターのLEVEL/ヴォリュームを全開にするパターンでは無く

Driveなどのゲインを調節するツマミで歪み量と同時に質感やカラーを決めます。

なので、全体的には大胆な方法ですが、エフェクターに関しては今回ばかりはデリケートに音作りをします 笑

これには理由があるんですが
後で述べます

という事で最初にエフェクターのLEVEL/ヴォリュームは絞っておきます

まぁ

こんな感じで基本的なセッティングが出来たら

勇気をもって初段の歪エフェクターをオンにして下さい

あ、いや

LEVEL/ヴォリュームが開いてないんだから

勇気はまだいらないかな w

とはいうものの

けっこう大きなヒスノイズかテレビのホワイトノイズの様なサーっていうノイズ音が出るかもです

エフェクターの出力レベルやゲインレベルが上がり過ぎている事が原因なので

その際はまず、歪エフェクターのゲイン/Driveを一旦完全に絞って下さい

そこから音作りを始めて行きます

因みに自分の場合の使用エフェクターと、接続順ですが

これまでに紹介して来た通常の直列接続時と、使用エフェクターに変更点は一切ありません

違うのは

歪み系エフェクターのサウンド作りに関する取り扱いだけです

これも自分の使用ギターのパターンに限ってを例に話しを進めます

ギターのセッティングというか仕様状況についてはここまでに何度か説明して来たので、前回までの記事をチェック願います

強いて言うなら、できればソリッド系のギターで箱物じゃないタイプのギターがお勧めです

理由としては、音作りし易いという事もありますが、普通の直列接続の時と違い、趣旨とは別の嫌なハウリングが起こり易いのでというところです

そして、できれば

歪にくいギターを

ハム搭載のものでも良いですけど

できればそれでも歪にくいタイプのものを

ピックアップはリアのみ使います
なので3ウェイでも5ウェイでも、リアピックアップがあればなんでも良いです

自分の使用感だとストラトかジャガー(シングルのままの)がベストマッチでした

自分のモデル(コンバット社製のMitsuオリジナルモデル)もかなり良かったかなぁと

グレッチ(ホワイトファルコン)はいまいちだったかな

ブライト気味に歪んでくれるサオ(ギター)がベストですね

低音のゴツっとした感を出す為に、ハイミッドが出た方が良いって点もあるので箱物は避けた方が無難です

出ないわけではないけど、今回みたいにゴッつり歪ませた時には出しにくいんで

サオ自体が歪み過ぎるモノについても、ハイ寄り過ぎるハイミッドが強い物が多いので理由としては同様です

ちなみに

NEVER MIND期のではなく
後期NIRVANAで発せられていたカートのサウンドは、ベーシストのDI兼 歪みとしても人気のサンズ(サンズアンプ)やBOSSのDS1やDS2などで作られた歪みらしいんですが

特に、このサンズってアンプシュミレーターだったりもして、ちょっとゴッつく図太く歪むとでもいうか、歪みのジリジリ感も、そのあたりの性質は現行アメリカンMuffと似てる感じがあるのと

チャンネルリンクしたJC120で前述の基本設定をすると

カートの平歌、ん〜 Aメロって言った方がわかるか?な?

で聴くことの出来る

NIRVANAクリーンとでもいうか
あの独特のちょっとカスカス感があるけど艶もあるあのクリーントーンが鳴らせるので今回のこの方法を紹介している感じです。

JCにはコーラスも元々付いてるしね


正に!な音出したい人にもオススメです。

さて

センドリターンに接続したエフェクターの話しに戻ります

そして、ここからが
デリケートにエフェクターの音作りをする理由の説明にもなります

まずやることですが

先程の説明までの状態で絞ってあるボリュームを開くんですが

この設定の場合

ボリューム自体は殆ど重要ではありませんが要注意なツマミとなります

普段の直列接続であれば
特に気にする事無く、殆どの場合12時辺りまで先ずレベルを開く(上げる)訳ですが…

この接続方法(センドリターンに歪系/増幅系のエフェクターを繋ぐ事)の場合には、それを行うと危険なんです

まず行うのは
ゲイン系のツマミ(Driveなど)を徐々に開きます

すると若干「サ〜」というノイズが鳴り出して、その奥の遠くの方で

場合によっては、「キー」というような音で中高音域辺りのノイズが起きるかもしれません

そんな場合には、シールドの金属部分とゴムの部分を繋ぐ様にクリップコードなんかでアースをとると良いかもしれません

それでもダメな場合はギターのアースをしっかりチェックして
取れて無い場合は取れるようにメンテしましょう

原因がアンプである可能性の場合には、グラウンドスイッチがあるなら逆に入れ直してみて、無ければ1度電源コンセントを上下逆というか右か左へ1回転させて差し直します。

これでもダメなアンプの場合はシールドかエフェクターが原因の可能性が高いので、シールドなら交換、エフェクターならギターと同じくメンテしましょう

それとは別にボリュームを絞っているにもかかわらず「コアー」という様な中域あたりのハウリングが起きる事があります

この場合は単にエフェクターのゲインの上げすぎです

これって

それだけ普段の直列接続よりも増幅のされ方がデカイというか

アンプのパワーとプリの間に歪/増幅系エフェクターがささるわけなんで

そーすると

歪なんかの増幅器系はプリアンプの立ち位置に近くなるわけですよ

なんで

かなりダイレクトに増幅が効くんで…

普段アンプの歪やなんかの中に埋れがちな目立たない小さなノイズも比較的目立つ様になったりもします

の他にも色々な要因があるんですが
説明し出すと電気的な話しが長くなるし

このブログの趣旨からかなり外れてしまうので割愛します

こんな場合は、とにかくゲイン(Drive)を適度なところまで絞りましょう

※ 機材の不調なら、交換orメンテです。

そのかわりJC120の2chでゲインを稼ぎ歪ませて下さい

歪系のエフェクターは、あくまでもサウンドのカラー決めのスパイスとして活用します

そんな仕様は無いかとは思いますが
JC120をチャンネルリンクしているんで、都合上トリプルゲインというか4ボリューム仕様みたいなところでしょうか

歪ませるコツとしてはJC120のch2のDriveでギリギリまで歪みを稼ぎ、エフェクターのDriveで荒さのスパイス付けをし、JC120のch1のボリュームと歪エフェクターのボリュームで全体の音量と音圧をコントロールする感じです。

この時、ch1のBassはなるべくあげ過ぎぬ様に調整しましょう

9〜10時辺りで十分です

ch1のEQについても、エフェクター同様にスパイス的要素です。

と、ココまでで既に随分な記事ボリュームとなってきたので