
演奏時の話ですが…
ギターの歪はボリュームでコントロールするのが良いのか?エフェクターで歪ませるのがベストか?
というような事で、玄人っぽいという事でギター本体のボリューム(ボリュームペダルでという人もいますが)で歪量を調節する方が良いという話が良く聞かれます。
このメリットについては、これまでに少し説明したことがあるように、どちらが絶対的にベスト、良い悪いとか上か下か、とか素人か玄人かという事ではなく、その目的により違ったりもしますし、その方法の両方を合わせて活用しているがプロギタリストの間では良くみられる方法です。
で、そのメリットって話ですが、それは単純に細かな歪ニュアンスやピッキングのニュアンスを表現できる音が出せる(作れる)という事で活用する意味があるという事ですね。
ですから、そうした細かなニュアンス調整の必要の無いタイプの音楽(曲)をやっているというような場合には、クリーンと歪の2極なセッティング、つまりはアンプのチャンネル切り替えやアンプをクリーンで歪エフェクターというようなセッティングでも良いですし、アンプ2台をラインセレクターで使い分けるなどの方法でOKでしょう。
アンプ直でだとしても、チャンネル切り替えを使わない!という方以外はボリューム調節の必要は無いですね。
というワケで、どちらにしても歪をボリューム調節を行いながらというのは奥の深い、ある種の一つの奏法的なところもありますので、けっこう難しいのは確かです。
イキナリやって上手く出来る様なものではありません。
でも、先ほど挙げたように、そうした事が必要でない音楽をやっていたとしても、演奏や音作りの幅が広がるという面では確実なところですし、自分の持っている(使ている)ギターの特性を良く知ることができ、音作りが向上する事にもつながりますから、このボリューム調節で歪量の調節を行うという方法はマスターしておいて損はないし、むしろマスターする事はベストな事だと思います。